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僕たちは安くて良い土管が欲しい

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こんにちは。

この記事を読んで、僕たちは結局安くて出来のいい土管を欲しがっているっていうことなんだろうなぁと感じたのでそのことを。

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土管って?

「土管」っていうのは通信業界で使われる表現だと思うんですけど、とにかく何も加工せずそのまま情報を次へ伝えるもの、というイメージ。

最近docomoとかauとかが、野菜売ったりベンチャーを支援したりしているんですけどそれはひとえに「土管化」を避けるためですね。通信サービスが土管化するっていうのは端末をネットワークに接続して情報をバンバン流すことだけを行なうようになることです。こうなると接続性や通信速度などといった基本的な性能でしか品質の差分を付けられないということになり、そこで勝つには通信インフラの充実というやたらと金のかかる部分で勝負しなければならないにもかかわらず、結局は価格競争メインの消耗戦に入ってしまうため通信キャリアはそれを嫌うわけですね。

だけど消費者である僕たちはどこでも繋がって速度が早くて安い回線が欲しいだけ。つまりは安くて良い土管が欲しい。

ケータイに求めること

じゃー、通信端末であるケータイやスマートフォンに何を求めているか。見た目とか機能とかに大きな差がなくなってきている現状では、やはりこちらも「サクサクと情報にアクセスできること」「楽に電話できること」など、情報へのアクセスのしやすさが最重要なポイント。アプリの充実なんかも、それ単体というよりもアプリを使ってどのような情報にアクセスするかにかかっているように思います。

大雑把にスマートフォンだったらiPhoneかAndroidかという選択があります。つまるところどちらからアクセスできる情報が充実しているか、ネットワーク側にある情報をいかに楽ちんに手に入れられるのはどちらかで選んでいます。iTunesで音楽買うよねーみたいな。

これはパソコンやタブレットにも同じことが言えますよね。本をがっつり読みたければKindleを買う…っていうのはそのほうが電子書籍に対するアクセスがいいから。他の電子書籍リーダーじゃないのは、電子書籍に対するアクセスがわるい、つまりは質のいい土管をいかに構成するかがポイントになっている。

今テレビに求めること

テレビだって土管の一部なので同じ、むしろテレビのほうが深刻。だってアクセス可能な情報はどの端末も完全に一緒だもの。必要な大きさのディスプレイにいい色でいい解像度で表示し、いい音が鳴ること、番組のストック用HDDといった非常に基礎的な機能・性能が大切…ですよね?

そんな基礎的な性能についてどのメーカーもそれほど差がない現状では価格競争の消耗戦になるのは当然なのです。ちょっとでも付加価値をつけてちょっとでも高く買ってもらおうっていう発想自体が何か間違っているような気すらします。土管にとっていらないものは邪魔なのです。

それに今はテレビでアクセス可能な情報にはPCやタブレットでもほぼ同様にアクセス可能ですね。見逃したテレビでどうしても見たいものは検索すれば違法なものを含めてたくさん出てくるし、その程度の画質音質でもとくに不満はない。そう考えると基礎的な性能ですら勝負できないのが現実かもしれません。

じゃー何をすればいいんだろう

テレビに特化して考えると、テレビ単体で価値を高めて利益を得るっていうモデルは厳しいとおもいます。

例えば、住宅っていうのはどうしても現地で作らなければならないので日本のメーカーもなくならないと思います。そこで日本の住宅メーカーとタッグを組んで家に埋め込みで大きなディスプレイを用意し、部屋全体で音響設計をしたり家中のありとあらゆる情報にアクセスできるようにするなどが、僕の思いつきの限界ですね。どうでしょう。もう試されていますよね?ダメでしたか?テレビを部品化するのも真似される可能性は多分にありますが、とにかく単体では消耗戦にならざるをえないのは間違いない。

などと働く立場からは心配してしまうのですが、消費者の立場としてはどうしても安くていい土管が欲しいという気持ちは拭えないのが現実なのです。